術前の準備
手術前には詳しい問診や内診、超音波検査(エコー)などを行い、子宮ポリープの位置や大きさ、数などを確認します。また、必要に応じて血液検査も行います。
子宮ポリープの小手術
子宮ポリープとは子宮内膜や子宮頸部に発生した良性の腫瘤で、不正出血や月経過多などの原因となることがあります。
主に子宮の入り口である頸管部にできるポリープと、子宮の奥である内膜部にできるポリープがあります。
子宮ポリープの状態によっては、当院で摘出することも可能です。梅田の志村ウィメンズクリニックでは、患者様の負担を抑えた低侵襲な手術を行い、症状の改善と健康の回復をサポートします。
子宮ポリープがあっても無症状の場合もありますが、主に以下のような症状が現れることがあります。
子宮ポリープの明確な発生原因は解明されていませんが、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて発生するとされています。また、加齢やホルモンバランスの変化、炎症などが関連している可能性があります。
一般的に30歳代から50歳代の女性に多く見られますが、どの年代でも発生する可能性があります。
子宮ポリープの小手術は、主に「子宮鏡下ポリープ切除術」と呼ばれる方法で行います。これは細い内視鏡(子宮鏡)を子宮内に挿入し、ポリープを直接観察しながら専用の器具で切除する方法です。
入院を必要としない日帰り手術となることがほとんどで、当院でも日帰りによる子宮ポリープの小手術を実施しています。
子宮ポリープの小手術により、不正出血や過多月経などの症状の改善が期待できます。また、月経痛が改善されるケースもあります。
不正出血や過多月経などの症状が子宮ポリープによるものであった場合、手術後間もない頃から効果を実感できることが多いです。
STEP 01
手術前には詳しい問診や内診、超音波検査(エコー)などを行い、子宮ポリープの位置や大きさ、数などを確認します。また、必要に応じて血液検査も行います。
STEP 02
手術は主に局所麻酔で行われ、痛みをできるだけ抑えた状態で実施します。子宮鏡を挿入してポリープを確認し、専用の器具で切除します。切除したポリープは病理検査に提出し、良性か悪性かを確認します。
STEP 03
手術後は回復室で30分から1時間程度お休みいただき、体調に問題がなければ帰宅いただけます。軽度の腹痛や出血が数日間続くことがありますが、徐々に軽減していきます。
術後2週間程度は性交渉や入浴(シャワーは可能)、激しい運動などを控えていただくようお願いします。
STEP 04
約2週間後 に再診していただき、経過を確認します。この時に病理検査の結果もご説明します。
その後も定期的な経過観察をおすすめしており、症状や状態に応じて通院頻度を調整していきます。再発予防のためにも、定期的な検診が重要です。