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尿もれとは

尿もれとは自分の意思に関係なく尿が漏れてしまう状態を指します。女性は男性に比べて尿道が短く、また出産による骨盤底筋の弱化、加齢や閉経によるホルモン変化の影響で尿もれを経験することが多いです。
尿もれは軽度なものから日常生活に大きな支障をきたすものまで程度は様々ですが、多くの女性が経験する悩みです。
適切な対処法や治療方法により改善が見込める症状ですので、お悩みの方は梅田の志村ウィメンズクリニックへご相談ください。
尿もれの種類
腹圧性尿失禁
咳やくしゃみ、重いものを持ち上げる、運動するなど、腹圧がかかった時に尿が漏れる状態です。出産経験のある女性や閉経後の女性に多く見られます。漏れる量は少量から中等量まで様々です。
切迫性尿失禁
突然強い尿意を感じ、トイレに間に合わずに尿が漏れてしまう状態です。トイレの近くにいても我慢できないことが特徴で、漏れる量は比較的多い傾向があります。
混合性尿失禁
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の特徴がある状態です。年齢とともにこのタイプが増える傾向にあります。
溢流性尿失禁
膀胱に尿が溜まりすぎて膀胱の容量を超えた時に、少量の尿が不規則に漏れ出る状態です。尿意をあまり感じないまま、膀胱が常に尿で一杯になっていることが特徴です。
機能性尿失禁
身体的または認知的な機能障害により、トイレに間に合わずに尿が漏れてしまう状態です。例えば、体の動きに制限がある場合や、認知症などでトイレの場所や使い方がわからなくなる場合に起こります。
尿もれの原因
骨盤底筋の弱化
骨盤底筋は膀胱や尿道を支える大切な筋肉です。出産や加齢により骨盤底筋が弱くなると、尿道を閉じる力が弱まり、腹圧がかかった際に尿もれを起こしやすくなります。
特に経膣分娩での出産経験は、骨盤底筋の弱化に大きく関係しています。
ホルモンの変化
年齢を重ねるとともに尿道を支える周囲の組織の弾力性が低下します。特に閉経後はエストロゲンの減少により、尿道や膀胱の組織が薄くなり、尿道をしっかりと閉じられないことにより尿もれのリスクが高まります。
このような場合はご相談ください
- 尿もれが日常生活に支障をきたしている
- パッドやライナーの使用が頻繁になった
- 尿もれを気にして外出や社会活動を控えるようになった など
尿もれは恥ずかしいと感じて受診をためらう方も多いですが、早期の対応で改善が見込める症状です。
尿もれでお悩みの方は志村ウィメンズクリニックへお気軽にご相談ください。
尿もれの診断と治療方法
尿もれは症状の種類や程度、発症時期の確認などによって診断します。必要に応じて検査を行う場合もあります。
骨盤底筋トレーニング
骨盤底筋を意識的に収縮させるエクササイズです。正しい方法で継続的に行うことで、尿もれの症状改善に効果が期待できます。
生活習慣の改善
水分摂取の管理や排尿習慣の見直しも効果的です。定期的にトイレに行く習慣をつけることで膀胱に尿をためすぎないようにしましょう。また、安心して外出するためにパッドを活用するのもおすすめです。
薬物療法
症状のタイプや原因に応じて適切な薬を処方することがあります。女性ホルモンの状態や全身状態を考慮し、症状に合わせたお薬を選択します。
症状が重い場合は、泌尿器科をご紹介するケースもあります。