中絶手術

中絶手術について

中絶手術について

梅田の志村ウィメンズクリニックでは、初期の人工妊娠中絶手術に対応しております。中絶手術は母体保護法に基づき、一定の条件下で行うことができる医療処置です。
患者様の心身の健康を最優先に考え、安全かつ適切な医療と心理的サポートを提供しています。どのようなご事情であれ、この決断に至った方の気持ちに寄り添いプライバシーを厳守した環境で対応いたします。

妊娠週数がわからなくてもご安心ください

最終生理日がはっきりしないなど、妊娠週数が不明な場合でもご心配なく当院にお問い合わせください。初診時に超音波検査を行い、正確な妊娠週数を確認いたします。

検査の結果、週数が進んでいた場合も適切な医療機関をご紹介いたします。

中絶手術の方法

吸引法

細い管を子宮内に挿入して吸引器で子宮の内容物を吸引します。日帰り手術として実施可能です。

この方法は、世界保健機関(WHO)が初期妊娠中絶において最も安全で効果的な方法として推奨している手技です。従来の中絶手術と比較して患者様の負担が少なく、回復も早い点が特徴です。

当院では患者様の安全と負担軽減を最優先に考えて、基本的に吸引法で手術を行っています。

掻爬法(そうはほう)

専用の器具を使用して、子宮の内容物を掻き出す方法です。従来行われてきた方法で、患者様の状態や妊娠の状況に応じて吸引法と併用して実施する場合があります。

中絶手術の流れ

STEP 01

初診時の流れ

  • 問診(最終月経日、妊娠の状況など)
  • 超音波検査(エコー)による妊娠週数の確認
  • 血液検査
  • 手術方法の説明と同意
  • 必要書類への記入 など

STEP 02

手術当日の流れ

手術直前
  • 問診と体調の最終確認
  • 血圧や体温などのバイタルサイン測定
  • 手術同意の最終確認
  • 必要に応じて点滴を実施 など
手術から術後まで
  • 1. 局所麻酔または静脈麻酔による麻酔を施行
  • 2. 子宮頸管の拡張後、吸引法や掻爬法で子宮内の内容物を除去(数十分程度)
  • 3. 一定時間安静にして回復を確認後、帰宅

STEP 03

術後の経過や過ごし方

術後の経過と注意点
  • 出血:術後数日〜数週間程度続くことがあります(徐々に減少)
  • 痛み:数日間、軽度〜中程度の下腹部痛が続くことがあります
  • 発熱:軽度の発熱は一般的ですが、高熱が出た場合は受診してください など

生活上の注意点

  • 入浴:通常は翌日から可能ですが、医師の指示に従ってください
  • 性交渉:医師の指示に従い、一定期間控えます
  • 運動:激しい運動は一定期間控えてください
  • 日常生活:状態により仕事や通学は数日間のお休みすることをおすすめします
  • 衛生用品:タンポンの使用は避け、ナプキンを使用してください など

STEP 04

術後の診察について

手術後は一定期間経過した時点で診察を行います。診察では子宮の回復状態や出血の有無を確認し、必要に応じて超音波検査も実施します。
将来の避妊方法についての相談も行いますので、ご質問やご不安な点がありましたらお気軽にご相談ください。

予想されるリスクや合併症について

身体的なリスクや合併症

  • 出血:通常は少量程度ですが、稀に大量出血することがあります
  • 感染症:子宮内膜炎や骨盤内感染症を起こす可能性があります
  • 子宮穿孔:手術器具が子宮壁を貫通する可能性があります
  • 子宮頸管損傷:子宮の入口が損傷することがあります
  • 不完全中絶:妊娠に関わる子宮内の内容物が一部残存することがあります
  • 麻酔に関連するリスク:アレルギー反応など

精神的な負担

患者様によっては悲しみや罪悪感など様々な感情になることがあります。一部の方はしばらく抑うつ気分が続くこともあるので、術後のカウンセリングをおすすめする場合があります。

まずは一度ご相談ください

志村ウィメンズクリニックでは、中絶手術に伴う様々なリスクを最小限に抑えるため、術前の詳細な検査と適切な手術方法の選択、そして術後のケアに万全を期しています。

中絶手術は心身ともに負担の大きい決断ですが、適切な医療と心のケアにより、その後は健康的な生活を送ることができます。

また、望まない妊娠を防ぐための避妊相談も行っておりますので、今後の避妊方法についてもご相談ください。

中絶手術の費用

妊娠中絶手術 132,000円(術前検査22,000円+手術費用110,000円)

※自費診療となります
※価格は税込表記です

初期流産の手術について

初期流産とは

初期流産は妊娠12週未満で自然に妊娠が終了してしまう状態です。多くの場合は胎児の染色体異常などが原因で、残念ながら妊婦様ご自身で防ぐことはできません。流産は珍しいことではなく、全妊娠の約15~20%に起こるとされています。

手術の方法(子宮内容除去術)

流産が確定した場合、または進行中の流産で出血が多い場合などには、子宮内容除去術(掻爬術や吸引法)を行うことがあります。この手術は子宮内に残った妊娠組織を除去することで、感染や大量出血を防ぎ、次の妊娠に向けて子宮内環境を整える目的があります。

当院では日帰りで手術を行い、局所麻酔または静脈麻酔を使用して痛みを最小限に抑えています。

流産を経験された方の心理的ケアも大切にしており、次の妊娠に向けたアドバイスも含めたフォローアップを行っています。